「やずレーヌ」で地域おこし 八頭高生ら花御所柿使った菓子開発

 八頭高生と大山乳業農協が八頭町特産の花御所柿を使った菓子「やずレーヌ」を開発、商品化した。生徒たちが味を調整し、商品名を考えた。21日、八頭町役場で吉田英人町長が試食し「町のPRになる」と出来栄えに太鼓判を押した。

 花御所柿の規格外品の活用法を考えていたJA鳥取いなばが6次産業化に取り組む大山乳業農協に相談し、八頭高に共同開発を持ちかけた。3年生20人が1年間の探究学習の授業で開発に取り組んだ。

 花御所柿のピューレを使ったソースを生地に混ぜ、ほのかな柿の香りと優しい甘みが感じられる一品。開発に携わった山本優菜さん(18)は「柿が苦手な人も食べられるよう風味を抑えつつ、柿を感じられるバランス」でソースの量を調整したという。

 八頭町の菓子だと分かるようにするため、町名をそのままネーミング。パッケージは町の風景や雰囲気をイメージし、レトロなデザインを採用した。

 試食した吉田町長は「しっとりしていて甘い。町をPRする商品になる」と笑みをこぼし、山本さんは「地域活性化について考える機会になった。これからも町の役に立てれば」と話した。

 やずレーヌは23日から大山乳業直売所で先行販売し、10月2日から道の駅などで一般販売する。

この機能はプレミアム会員限定です。
クリップした記事でチェック!
あなただけのクリップした記事が作れます。
プレミアム会員に登録する ログインの方はこちら

トップニュース

同じカテゴリーの記事