大事な田舎

  •  柳亭小痴楽

 先週から今週にかけては東京から離れて、地方でのお仕事が続いた。15日は福岡市で桂文治師匠との二人会。翌16日は熊本市で同じく文治師匠との二人会。私の最初の師匠である文治師匠との二人会というのは、とても感慨深いもので、とても貴重な九州だった。

 熊本の公演を終え、師匠と別れて私は1人、神戸市へ。17日は神戸にある会館で「東西落語名人選」という長年続く由緒ある落語会に昼夜で出してもらった。メンバーがものすごい豪華で、西から桂福団治師匠・桂文枝師匠・笑福亭福笑師匠・露の新治師匠。東からは三遊亭小遊三師匠・春風亭小朝師匠、そして私…と最後にオチのようにガタッとレベルが落ちる(笑)。とにかくすごいメンバーの落語会。

 そしてその翌日の18日は、大阪は梅田で独演会ツアーの大阪公演。そして19日と20日は、神戸の新開地にある喜楽館にて、落語芸術協会と上方落語協会が今年取り組んだ東西交流会。こちらは8月・9月・11月と、大阪の天満天神繁昌亭と神戸・喜楽館を会場に、恐れ多くも私が番組作りを担当させてもらった大事な公演。東京に帰るのは21日で、ほぼ1週間にわたる長旅となり、宿泊も福岡、神戸、大阪、神戸と転々...

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