「第66回鳥取県美術展覧会(県展)」(県、県教委、新日本海新聞社主催)の巡回展が11日、倉吉体育文化会館で始まった。洋画や版画、工芸、書道など8部門の入選、無鑑査作品など408点が展示され、美術ファンらの目を楽しませている。20日まで。
会場にはダイナミックに描かれた日本画や独創性に富んだデザイン、自然が織り成す一瞬を捉えた写真など多彩な作品の数々が並び、見応えある展示となっている。北栄町から訪れた70代の女性は「いろんな部門の作品が一度に見られてうれしい。どれも作者の思いが感じられる」と話し、じっくりと見入っていた。
会場では、お気に入りの作品を部門ごとに選ぶ「あなたが好きな作品賞」の投票も受け付けており、来館者らはゆっくりと鑑賞しながら好みの作品選びを楽しんでいる。
巡回展の最終会場は境港市民交流センターで、28日から12月7日まで開かれる。