「昼間」高齢者が守ります 池の内常磐会自主防災組織 防災担当大臣表彰を受賞

 江府町内の老人クラブ、池の内常磐会のメンバーらでつくる「池の内常磐会自主防災組織」が、防災体制の整備などに貢献した個人・団体に贈られる本年度の「防災功労者防災担当大臣表彰」を受賞した。若者が働きに出て高齢者だけになる“地域の昼間”を守ろうと長年活動してきた点が評価された。

 同組織は2004年に発足。初期消火訓練や救急救命講習をはじめ、独居高齢者の情報を盛り込んだ「支え愛マップ」の作成、住宅用火災報知機の設置促進など、自治会を巻き込みながらさまざまな活動を展開してきた。

 地道に活動を続けるうちに、年2回の集落合同消防訓練の参加者が増加。災害時に自主的に避難する人が増えるなど、地域全体の災害に対する自助・共助意識の向上にもつながった。

 木山洋志会長(80)は「自分たちの地域を自分たちで守っていこうと始まった活動。常磐会が続く限り、楽しく学びを続けていきたい」と話した。

この機能はプレミアム会員限定です。
クリップした記事でチェック!
あなただけのクリップした記事が作れます。
プレミアム会員に登録する ログインの方はこちら

トップニュース

同じカテゴリーの記事