8部門間近で鑑賞 境港市民交流センターで県展選抜展 来月7日まで

 「第66回鳥取県美術展覧会(県展)」(県、県教委、新日本海新聞社主催)の選抜展が28日、境港市上道町の市民交流センターで始まった。洋画、日本画、版画、彫刻、工芸、書道、写真、デザインの8部門の計103点が展示され、訪れた市民らは鑑賞を堪能している。12月7日まで。

 県展は例年、県内4カ所で開催。本年度は同センターの開館を記念して初めて同市で選抜展を開き、計5カ所での開催となった。

 今年の県展は8部門に548点の応募があり、290点が入賞。境港会場では県展賞や奨励賞のほか、受賞候補や入選、無鑑査作品の中から境港市在住者の作品が展示され、来場者は技法や字体、モチーフの選定などに着目しながら見入っている。

 同市美保町の主婦、岩佐和美さん(73)は「(県展が)身近で見られてうれしい。美術に縁がないと思っていたが、見ると『きれい』『かわいい』と感じられて楽しい」と話した。

 会期中は無休。午前9時~午後5時。入場無料。

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