インドネシアの首都、ジャカルタで大手書店のレジで並んでいたら、店員に「キャッシュレスでのお支払いなら、あちらのレジの方が早いですよ」と声をかけられた。案内された方には、RFID(無線周波数識別)技術を用いたセルフレジが数台ある。
ジャカルタではクレジットカードだけでなく各種アプリを使ったキャッシュレスの決済サービスが急速に普及している。この書店では3年近く前からセルフレジを順次導入しているようだ。首都でもセルフレジはまだ珍しい存在だ。
筆者は利用するのは初めてで、使い方が分からないため言われるがまま恐る恐るレジへ向かった。ボックスに置いた商品のデータを一瞬で読み取り、商品名と点数、合計金額が表示される仕組みなのに、なかなかデータを読み取らない。
すると店員が現れて何度か商品の位置を変えたり、置き直したりしてやっと会計手続きに。最後まで支払い操作をしてくれた店員は、すぐ隣のセルフレジに移り、別の客の操作を手伝っていた。結局は「セルフ」にならず、元のレジの方が早かった。(インドネシア)
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