街の樹木に注目解説に興味津々 「魅緑ツアー」に県西部35人

 街路樹や身近な植物などの魅力を伝えようと、「魅緑(みりょく)ツアー」と銘打ったイベントが3日、米子、境港両市で開かれた。鳥取県西部から35人が参加し、マイクロバスで各地を巡りながら植物の専門家による解説を聞き、日頃暮らす街の緑について理解を深めた。

 県造園建設業協会が主催。大山自然歴史館(大山町大山)の矢田貝繁明館長や樹木医、若手造園業者など植物の専門家がガイドを務め、国道431号のケヤキや弓ケ浜半島のマツ、移動中のバスの車窓から見える樹木を解説した。

 国史跡・米子城跡(米子市久米町)では、矢田貝館長がクサギやヤマノイモ、ユキノシタなど周辺に生えている植物を紹介。県西部総合事務所前(同市糀町1丁目)では、同協会の西谷勝之会長が街路樹のナンキンハゼについて「冬が近づくと白い種がきれいで、剪定(せんてい)をしていると毎日のように枝を欲しがる人がいる」と、造園業者ならではのエピソードを披露した。

 同市両三柳の上野良野さん(78)は「身近な街路樹や植物も専門的な解説のおかげで違った一面が見られ、新たな興味が湧いた」と話した。

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