競技が行われない夜のサッカー競技場を活用したイベント「大夜宴スタジアム」が6日、オールガイナーレYAJINスタジアム(米子市安倍)で開かれた。約千人が訪れ、周囲の樹木や噴水、ピッチがライトアップされた幻想的な空間でグルメやライブなど夜のスタジアムを楽しんだ。
J3ガイナーレ鳥取を運営するSC鳥取(塚野真樹社長)が、サッカー以外の同スタジアムの活用策として2021年から毎年実施。サッカーファン以外の地域住民もスタジアムを訪れる機会となり、地域活性化につながる取り組みと評価され、昨年Jリーグの「シャレン!アウォーズ」のメディア賞に選ばれた。
会場では、軽食やスイーツ、イタリアンを提供するキッチンカーが登場。ガイナーレの選手も縁日のブースに参加し、イベントを盛り上げた。ピッチ上ではナイトヨガやアコースティックライブ、バブルパフォーマンスも行われ、最後は花火がフィナーレを彩った。
家族7人で初めてスタジアムを訪れた米子市彦名町の湯浅空来さん(15)は「夜に野外でご飯を食べながらのんびりするのはキャンプをしているような非日常感があって楽しい」とグルメを楽しみながら、ライブの音楽に耳を傾けていた。