松葉ガニを「ぼる塾」PR ウェルカニ10周年 東京で売り込み

 今季の漁が解禁された鳥取の冬の味覚の王様「松葉ガニ(ズワイガニの雄)」を首都圏で売り込もうと、鳥取県は17日、東京都内で記者発表イベントを開いた。10周年を迎えた「ウェルカニキャンペーン」のカニバーサリー(アニバーサリー)アンバサダーを務める女性お笑いタレント「ぼる塾」の3人が松葉ガニのおいしさをPRした。

 鳥取県は2014年からズワイガニの漁期に合わせて、県名を「蟹取(かにとり)県」と称するウェルカニキャンペーンを実施。今季も特産品やカニが当たる県内宿泊者向けの応募抽選企画やフォトコンテスト、スタンプラリーなどを展開する。

 この日のイベントに紅白のスーツで登壇した平井伸治知事は「蟹取県はカニがいっぱいのカーニバル」と得意のだじゃれで来県を呼びかけた。ぼる塾による試食タイムもあり、カニ鍋を味わった田辺智加さんは「カニのうまみが全部出ている。最高に幸せ」、カニ重を頬張ったあんりさんは「カニのおいしいエキスだけでご飯が進む」、カニプリンを食べたきりやはるかさんは「カニの身がしっかりしてて、だしも利いてておいしい」と笑顔を見せた。

 とっとり・おかやま新橋館(東京都港区)では松葉ガニなどが当たるカプセル自動販売機が30日まで設置されるほか、2階のレストランでは松葉ガニを使った特別メニューが12月17日まで提供される。

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