山陰の民謡 歌い上げる 佐藤松弘美さんがコンサート 鳥取

 鳥取市在住の民謡歌手、佐藤松弘美さん(キングレコード)の第13回民謡ショーが19日、鳥取市内で開かれた。自身のCDアルバム「山陰民謡を唄(うた)う」の発売15周年を記念したショー。約100人の観客が手拍子を打ちながら、名演に聴き入った。

 1部はアルバム収録曲の中から「元唄貝殻節」「安来節」「鳥取しゃんしゃん傘踊り」などを、民謡松弘美会のメンバーによる三味線や太鼓、尺八などの伴奏で歌い上げた。2部は松江市在住のギタリストの演奏、3部は全国のめでたい祝い唄などを披露した。客席とステージが一体となり、貝殻節の歌と踊りに興じる一幕もあった。

 佐藤さんは曲の合間に曲のルーツや唄に込められた思いなどを解説。人々の生活の中で自然発生的に生まれて各地で歌い継がれ、歌っても聴いても元気が湧き出る民謡の魅力を伝えた。

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