日本風景写真協会員、竹内毅さん(65)=境港市外江町=の風景写真展「心の記憶Ⅱ」が、倉吉市住吉町の市文化活動センター・リフレギャラリーで開かれている。山陰の景色が美しく切り取られ、来場者の目を引いている。29日まで。
倉吉市で2回目の個展。大山の麓で夕日を撮影していた時、心に残る写真を撮りたいと思い風景写真にのめり込んだ。「局紙」という越前和紙に顔料インクで印刷し、凹凸を感じさせる仕上がり。六分割し、写真の縁を画像で覆ったスプリットギャラリーラップの作品も展示している。
初夏の森の緑が池の水面に映る「水面鏡」と紅葉が映る「紅葉鏡池」、朝霧が晴れて浮かび上がる木々が水墨画のような大山町の森の景色など、自然の息吹を感じさせる作品が並ぶ。
竹内さんは「自然と向きあっていると、『ここがいい』『ここで撮れ』と言われているような気がする。そのときの空気感を写真から感じてほしい」と来場を呼びかけた。