杉並で建築模型展

黒川紀章さんら設計

  •  「杉並会館」の建築模型(杉並区立郷土博物館分館提供)
  •  「杉並第四小学校」の建築模型(杉並区立郷土博物館分館提供)
  •  「中央図書館」の建築模型(杉並区立郷土博物館分館提供)

 黒川紀章さん、芦原義信さんをはじめとする有名建築家による公共建築の模型を集めた企画展「建築模型からみる杉並のデザイン」が、東京都杉並区の区立郷土博物館分館で開かれている。(共同通信=松本泰樹)

 出品された模型は計約20点。区内の学校、会館、図書館などの設計に際して作られた。

 「中央図書館」(黒川紀章建築都市設計事務所設計、1982年)は、「みどりとの調和及び共生を図る」というコンセプトを掲げた。豊かな緑で囲まれたガラス外壁の建物で、模型には多数の樹木が添えられている。

 「杉並会館」(芦原義信建築設計研究所設計、67年)は三つの宴会場を備え、結婚披露宴などに利用されている。2005年にアニメの総合博物館「東京工芸大学 杉並アニメーションミュージアム」が併設された。

 「杉並第四小学校」(船越徹+ARCOM設計、1992年)は、南北2棟の間にガラス屋根を架け、その下に大階段がある構造。2020年の閉校後、科学体験施設「IMAGINUS(イマジナス)」に生まれ変わった。

 この他、伊東豊雄さんの「座・高円寺」や、隈研吾さんが手がけ、24年完成予定の「荻外荘(近衛文麿旧宅)展示休憩施設」も模型が...

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