eスポーツ ガチ対決 山陰初の高校生大会5校が熱戦展開 スクリーンにくぎ付け

 「第1回鳥取・島根高校生eスポーツ交流大会」が、米子市公会堂で開かれた。部活動でeスポーツに取り組む両県の5校から選手52人が一堂に会し、熱戦を繰り広げた。高校生の活躍の舞台として来年以降も継続する方針。

 米子南(米子市)、米子松蔭(同)、境港総合技術(境港市)、立正大淞南(松江市)、益田東(益田市)の5校が参加。メーカー公認で三つのゲームソフトを使い、個人トーナメント戦で覇を争った。スクリーンには競技の模様も映し出され、対戦を見守った仲間の高校生らが「ナイスファイト」などと声をかけ合った。

 ユニホーム姿の部員11人で参加した益田東2年の山崎連次さん(17)は「仲間がたくさんいて心強い」と話した。将来は教員の道に進み、eスポーツのすそ野を広げたいという。米子南2年の昌司姫奈さん(16)は「オンラインでなく、じかに同じ高校生と対戦するのは初めてで、貴重な体験」と笑顔だった。

 昨年、eスポーツを部活動に導入した米子南高が開催を呼びかけた。同校の河本拓也主幹教諭(52)は「高校生のための高校生だけの大会として次年度以降も継続したい」と話した。鳥取県eスポーツ協会の谷口拓也副理事長(33)は「高校生の地方大会は初めてだと思う。いい刺激になり、部活動としての仲間意識も強まる」と期待した。

 成績は次の通り。

 「ぷよぷよテトリス」テトリス部門=①弓倉一瑠(米子南)②出口龍希(米子松蔭)③岡田翔太(同)▽「ぷよぷよeスポーツ」ぷよぷよ部門=①松本さくら(立正大淞南)②河野華蓮(米子南)③弓倉一瑠(同)▽「ストリートファイター6」ストリートファイター6部門=①小林大輝(境総合)②門垣天晴(米子南)③本池那莉(境総合)

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