【ぷらっとTOKYO】「新橋」

昭和と近未来混在

  •  SL広場の蒸気機関車=東京都港区
  •  「静岡新聞・静岡放送東京支社」=東京都中央区
  •  外国人観光客にも人気の「日テレ大時計」=東京都港区
  •  新交通システムゆりかもめが縫うように走る汐留の超高層ビル街=東京都港区
  •  「カレッタ汐留」46階からの眺め。手前左側に築地市場の跡地が広がる=東京都中央区

 JR新橋駅(東京都港区)の西側は、昭和の雰囲気が漂うサラリーマンの街が広がる。駅前のSL広場は、待ち合わせ場所としておなじみ。1日に3回汽笛をとどろかせる蒸気機関車(SL)が展示されている。およそ50年、真っ黒な車体のSLが、夜の街へと繰り出す人々を見つめてきた。(共同通信=近藤誠)

 広場に面したニュー新橋ビルも駅前の顔で、こちらも築50年以上。網目状の外装が特徴的な雑居ビルには、サラリーマンたちが愛してやまない飲食店やマッサージ店、マージャン店などがみっちりと入居している。

 円柱から箱形のオフィスが張り出したような形状の「静岡新聞・静岡放送東京支社」は、新橋駅のホームからも見ることができる。国立代々木競技場や東京都庁舎など数々の名建築を手がけた、丹下健三さんが設計した。

 対照的に駅東側には、旧国鉄汐留貨物駅跡地の再開発で生まれた、超高層ビル群が立ち並んでいる。意匠を凝らしたビルの谷間を、新交通システムゆりかもめが縫うように走行する姿は、近未来を感じさせる。

 「日本テレビタワー」の壁面には、スタジオジブリの宮崎駿監督がデザインし、音楽に合わせてからくり仕掛けが作動する「日テレ大時計」...

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