第42回とっとり読書絵てがみ・感想文コンクール インタビュー(8) 大串 ゆうじさん 絵本作家、画家イラストレーター

「仕組み」を自由な発想で

 -制作のきっかけは。

 出版社から「機械の中の仕組みを自由な想像で面白く解説する絵本を作ってみませんか?」という話をもらい、「ヘンテコなしくみ」をいっぱい紹介する絵本…これは面白そう!ぜひやりたいと思いました。

 どういう仕組みが面白いか?バリエーションも必要だし…。しっかり構想を練りました。当時、保育園に通っていた息子と「信号の中はどういう仕組みかな?」など、アイデアを出し合う遊びをよくしました。(自転車のベルの中に虫がいるアイデアはそういう時に思いついたものです!)

 -制作で大切にしていることは。

 楽しい気持ちで作った絵本は楽しいものになると信じています。まずは自分が1番楽しく絵本の世界に没頭することに集中します。そして空想、妄想の世界だからこそ、細部までしっかりと丁寧に描くことが大切です。真剣にヘンテコな絵を描くこと。それが面白さにつながると思います。

 -コンクールに挑戦する子どもたちにメッセージを。

 この絵本を手に取ってくれてありがとう!想像、空想することはどこまでも自由で楽しいです。皆さんも自由な発想で、いろいろな仕組みを考えてみませんか?ヘンテコな面白い感想文、楽しみにしています!

プロフィル

1976年生まれ。茨城県出身。多摩美術大絵画科油画専攻卒。フッと頭に浮かんでくるアイデアを基に作品をつくっている。

【募集要項】
◆内容 課題図書を読み、絵てがみまたは感想文を書いて応募する。各部門1人1点
◆応募方法 所定の応募票に必要事項を記入して作品に添付し、〒682-8505、日本海新聞中部本社ビジネス支援課「読書コンクール」係へ郵送または持参する
◆締め切り 2024年1月19日(金)必着
※詳しくは日本海新聞ホームページをご覧ください。

主  催 鳥取県学校図書館協議会
     新日本海新聞社
特別協賛 鳥取銀行

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