-本作の見どころは。
この絵本は、僕が2人の娘を育ててきた思い出の中から生まれました。娘たちが小さかった頃、リビングのソファでくつろいでいる時などに、よくほっぺに「ちゅっ」ってしてくれました。きっと大人が考えるよりも、子どもたちにとっての「キス」はとても自然なスキンシップなのでしょう。「ぎゅっ!」と抱きしめたりするのと同じように、当たり前の愛情表現の一つなのだと思います。子どもが小さい頃に特有の愛情あふれる時間の思い出をギュッとこの絵本で描きました。
-絵本の制作過程で大切にしていることは。
とにかく温かくて、見るだけでほほ笑んでしまうような絵本にしたいと思って絵を描いています。小さい子どもとのかけがえのない幸せな時間に、この絵本を読んで楽しんでもらいたいと思って作っています。
-親子で絵本を楽しむポイントは。
僕が絵本を作る時には「何度も、繰り返し読んでも楽しめること」と「絵本を読んだ後の時間も絵本と地続きで楽しめること」というのを心がけています。本を読むというより、この絵本の中のキャラクターたちと一緒に遊ぶように味わっていただけるとうれしいです。
-コンクールにチャレンジする子どもたちへメッセージを。
ものづくりは、何よりも自分が楽しむのが一番だと思います。楽しんでください!
1974年、東京生まれ。2人の娘の父。絵本に「れいぞうこ」(偕成社)「おやすみなさい」(童心社)「いろいろ ばあ」(えほんの杜)など。
【募集要項】
◆内容 課題図書を読み、絵てがみまたは感想文を書いて応募する。各部門1人1点
◆応募方法 所定の応募票に必要事項を記入して作品に添付し、〒682-8505、日本海新聞中部本社ビジネス支援課「読書コンクール」係へ郵送または持参する
◆締め切り 2024年1月19日(金)必着
※詳しくはこちらをご覧ください。
主 催 鳥取県学校図書館協議会
新日本海新聞社
特別協賛 鳥取銀行