鳥取県米子市岡成の大山トム・ソーヤ牧場で22日、冬至に合わせてカピバラ2匹にゆず湯が用意された。カピバラたちは吹雪の中、ユズが浮かぶ湯船に気持ちよさそうに浸かり、特製の温泉を満喫した。
同園ではいずれも10歳で雄の「とと丸」と雌の「なごみ」を飼育。南米を中心に生息するカピバラは寒さが苦手なため、毎年この時季に温泉をプレゼントしている。
雪が降りしきる中、大山の地下水を温めたお湯に約70個のユズが浮かべられた。カピバラたちは気持ちよさそうに目を細めてユズの香りが漂う湯船に漬かり、じっくりと体を温め寒さを乗り切っていた。
カピバラの飼育スタッフの藤田紫乃さん(25)は「今日は寒いのですぐに湯船に入っていた。ぜひカピバラが気持ち良く温まっているところを見てもらいたい」と話した。
ゆず湯は23日も用意される。入浴時間は正午と午後2時からで、いずれも20分間。