シトウレイです、こんにちは! 今回は2024年春夏のパリコレクションで、ストリートスナップを通じて感じた社会の変化についてお届けしたいと思います!
まずは「らしさ」からの解放。アイテムでジェンダーを縛らないという流れがいよいよ本格的になってきました。性差を表す最たるアイテム「スカート」がジェンダーに関係なくはかれるように。この流れは第2次大戦後、レディスがメンズライクな服をファッションとして着るようになってから。サンローランはじめ、当時のデザイナーがバッサバッサと価値観を刷新してくれました。
ジェンダーフリーを掲げ続けて幾星霜、ようやくその社会教育が浸透し「女性っぽいアイテムを着る男性=性的少数者」という偏見とか固定概念をそもそも持たない世代が出てきました。ようやく男性がより自由にファッションを楽しめる時代に、男性が「男性性」から解放されたともいえるフェーズに入った、ということなんです!
「ファッションは時代を投影したもの」という言葉は聞いたことがあるかと思います。今の流れは、男性が男性であるというだけで持つしんどさ、「男らしくあらねばいけない」という無言の縛りから抜け出してもいいん...