ダイハツ不正で生産停止 県内にも波紋広がる 関連企業 対応追われ長期化危惧 ユーザー 情報なく安全性に不安

  • 中古車店に並ぶダイハツ製の軽自動車。販売する店舗では問い合わせに苦慮している=26日、鳥取市内

 認証不正問題によるダイハツ工業(大阪府池田市)の生産停止が、鳥取県内にも波紋を広げている。ダイハツに関わる取引企業や自動車販売店は対応に追われ、ダイハツ車ユーザーは疑問符が付けられた安全性に不安を訴える。ダイハツは軽自動車を中心に企業や自治体職員の移動手段としても広く普及するが、今後の対応についての情報がなく、利用者は困惑している。

 東京商工リサーチによると、県内でダイハツと直接取引がある企業は2社で、2次仕入れ先は7社。県の調査では、2次や3次の仕入れ先を含め、県内で19社の取引が確認されている。

 ダイハツへ供給する部品が生産量全体の1%程度を占めるという県内メーカーの社長は「今のところ売り上げや雇用に大きな影響は出ていない」とする一方「ダイハツ車から乗り換える動きが出ていると聞く。シェアが下がれば部品の需要が減り、売り上げ減退につながる」と問題の長期化を危惧する。

残り 1002 文字
このページは会員限定コンテンツです。
会員登録すると続きをご覧いただけます。
無料会員に登録する
会員プランを見る
会員登録済みの方
この機能はプレミアム会員限定です。
クリップした記事でチェック!
あなただけのクリップした記事が作れます。
プレミアム会員に登録する ログインの方はこちら

トップニュース

同じカテゴリーの記事