水木ロード迎春準備

 鳥取県境港市の水木しげるロードで26日、地元の関係者らが177体の妖怪ブロンズ像にしめ縄を飾り、迎春準備を整えた。水木ロードは開設30周年の今年、入り込み客数が前年の約1.5倍と新型コロナウイルスの影響から回復に向かい、関係者はブロンズ像に感謝するとともに来年のさらなるにぎわいに期待を込めた。

 沿道の店舗や観光関係者らでつくる水木しげるロード振興会が毎年実施。会員やボランティアら約20人が参加し、鬼太郎やねずみ男、来年の干支(えと)の「龍」などのブロンズ像をタオルで拭いた後、「1年間ありがとう」「来年もよろしく」と声をかけながら丁寧にしめ縄を取り付けた。

 振興会の柏木徹会長(63)は「今年は新型コロナの5類移行で観光客が増えた。来年は水木しげる記念館がリニューアルオープンするので、より多くの人に来てほしい」と話した。

 家族4人で観光に訪れた兵庫県尼崎市の富永真理子さん(37)は「風情があり、正月が近いと感じる」と迎春準備を終えたブロンズ像を眺めた。

 市観光振興課によると、今年の水木ロードの入り込み客数は24日現在、149万3631人で前年同期比49.9%増。4年ぶりに150万人を超える見通しとなっている。

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