【東京ウオッチ】進化し融合する技、日本文化の粋見つめる―西陣織の老舗「細尾」東京店

いまのTokyoをつかむイベント情報(30日~1月7日)

  •  京都の職人による工芸建築も見どころの「HOSOO TOKYO」=東京・八重洲(提供写真)
  •  西陣織の布地でつくられた美しい商品の数々=東京・八重洲(提供写真)
  •  「振袖 綸子地桐鳳凰模様」(日本 明治時代 19世紀 根津美術館蔵)(提供写真)
  •  葛飾北斎「美人と弁慶の耳かき」(すみだ北斎美術館蔵)(1月23日からの後期展示)(提供写真)
  •  ホテル雅叙園東京の日本料理「渡風亭」河豚会席(提供写真)

 ◎今週の一推しイベント

 【30日(土)】

 ▽「HOSOO TOKYO」(中央区・東京ミッドタウン八重洲、通年営業、1月1日休み)

 1688年に京都で創業され1200年にわたる歴史を持つ西陣織の老舗「細尾」の東京店が、八重洲で展開されている。

 2010年に、独自の技術や素材を用いて、元々帯地である西陣の織り幅約30センチを世界の標準生地幅150センチで作ることに成功。海外のトップメゾンや一流ホテルなどのインテリアなどに使用され、モダンな“西陣の美”を世界的に広めた。

 東京初となる店舗は23年3月に開業。美術館のような外観と内観、商品の美しさにより、外国人観光客も訪れるスポットとして定着している。

 京都の職人が作り上げた、大理石やミラーを使用し白を基調とした店内は見どころの一つ。高さ約4メートルに及ぶ窓からの自然光が、ショーケースに並ぶ西陣織のポーチやバッグなどを際立たせる。約200種類の布地のコレクションが収められた、12メートルにわたるテキスタイルセラーは圧巻。6パターンの空間照明で見え方をシミュレーションでき、好みの布地でアートピースやプロダクトのオーダーも可能となる。

 社長の細尾...

残り 1516 文字
このページは会員限定コンテンツです。
会員登録すると続きをご覧いただけます。
無料会員に登録する
会員プランを見る
会員登録済みの方
この機能はプレミアム会員限定です。
クリップした記事でチェック!
あなただけのクリップした記事が作れます。
プレミアム会員に登録する ログインの方はこちら

トップニュース

同じカテゴリーの記事