【東京ウオッチ】唯一無二の表現に出合う場所―麻布台ヒルズ、三國清三さんビストロ

いまのTokyoをつかむイベント情報(1月6日~14日)

  •  「Dining 33」で提供されるメインディッシュ(下段中央)をシェアするスタイルのフランス料理(提供写真)
  •  フランス料理の巨匠・三國清三さん(提供写真)
  •  坂本龍一さんと親交のあった毛利悠子さんの作品「そよぎ またはエコー」(2017年〈部分〉「札幌国際芸術祭2017」展示風景 写真:佐々木育弥)(提供写真)
  •  世界最大級のバカラのシャンデリア=東京・恵比寿(提供写真)
  •  フランク・ロイド・ライト「クーンリー・プレイハウス幼稚園の窓ガラス」(1912年頃 豊田市美術館蔵)(提供写真)

 ◎今週の一推しイベント

 【6日(土)】

 ▽「三國清三氏プロデュースのグランビストロ『Dining 33』」(港区・麻布台ヒルズ 森JPタワー、事前予約制)

 フランス料理の巨匠、三國清三さんがプロデュースするグランビストロが、麻布台に2023年11月オープンした。

 自身にとっても初の試みとなる大皿のメインディッシュをシェアするスタイルで料理を提供。フランス料理は1人1皿ずつ出されるのが基本だが、「食べる楽しさ」をお客の目線で考え直したという。日本人ならではの感性を取り入れ確立した「ジャポニゼ」の思想も、料理や器、サービスにちりばめられている。

 食材は、生まれ故郷である北海道増毛産の海の幸をはじめ、日本全国や世界から取り寄せた魚介類や肉類、そして「江戸東京野菜」。それらを用い伝統的フレンチを提供しつつ、新しい東京を表現している。スローフードの推進活動などでも知られる。その知見を生かした、健康的で満足感を得られるワンプレート料理「メニュー・マンスール」も注目だ。

 三國さんは「同じテーブルの人たちとシェアするという親密な体験を通じて、食事を特別な時間にできるよう考えた。肩の力を抜いて楽しんで...

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