写真立体模型とイラストコラボ とりアート西部開幕 展示などきょうまで

 「第21回鳥取県総合芸術文化祭 とりアート2023」(実行委員会主催、新日本海新聞社特別後援)の西部地区イベントが7日、米子市西町の市児童文化センターで始まった。写真を使った模型「フォトモ」にイラストを組み合わせた作品展示や音楽演奏などがあり、来場者を楽しませている。8日まで。

 フォトモは「フォト」と「模型」を合わせた造語で、建物を撮影した写真を組み立てて立体的な模型を制作する技法。写真家でフォトモ作家の糸崎公朗さん(58)=神奈川県=と、絵描きの朝倉弘平さん(40)=大山町=がコラボし、市内外の街並みを再現したフォトモから動物たちのイラストが飛び出す不思議な世界観を作り上げた。

 高さ約2・7メートルの大型作品は、米子専門大店ビル(同市道笑町1丁目)のフォトモにヒグマのイラストを組み合わせ、ヒグマがビルの窓から中をのぞき込む様子を表現した。糸崎さんは「思いがけない“化学反応”の面白さを見てほしい」、朝倉さんは「見る角度によって変化する見え方を楽しんでほしい」と話した。

この機能はプレミアム会員限定です。
クリップした記事でチェック!
あなただけのクリップした記事が作れます。
プレミアム会員に登録する ログインの方はこちら

トップニュース

同じカテゴリーの記事