鳥取市西町3丁目のわらべ館で7日、「紙芝居劇場」が開かれ、訪れた家族連れが昔ながらの紙芝居の世界を楽しんだ。
昔の遊びや文化に親しんでもらおうと、同館が夏休みや正月などの長期休暇に合わせて実施する恒例イベント。同館エントランスホールに昔ながらの自転車紙芝居が設置された。
県東部のイベントなどで紙芝居を披露する「鳥取紙芝居ネットワーク」の田中美幸さんが「テレビがない時代、空き地や公園に紙芝居が来た。子どもたちが水あめや型抜きを食べながら楽しんだ」などと紹介。正月にちなんだ童話や民話など三つの紙芝居を臨場感たっぷりに読み上げ、約60人人の親子連れがリラックスした表情で聞き入った。
親戚家族と訪れた同市の石井翔君(12)と東京都の越智暁音ちゃん(3)は「テレビと違って面白い」「わらしべ長者がよかった」と話していた。