【尾木ママの今日も笑顔で】治水に取り組む高校生たち!

  •  尾木直樹
  •  廃棄豚脂を利用したせっけん開発プロジェクトで全国高校生農業アクション大賞に輝いた熊本県立農業高のグループ=23年8~9月ごろ
  •  準大賞の熊本県立南稜高校が治水対策として実践した「田んぼダム」=22年5月

 2023年11月、「全国高校生農業アクション大賞」の大賞審査会と表彰式が東京都千代田区の如水会館で行われ、私は審査委員長として出席しました。

 農業アクション大賞とは、農業高校(農業系学科がある高校を含む)の生徒グループによる、農や食に関する開発プロジェクトや課題研究を支援顕彰するものです。JA全中と毎日新聞社が共催し、農林水産省、文部科学省などが後援しています。毎年、全国の高校が応募してくる農業実践計画の中から15校を「認定校」に選定。その後、それぞれのグループが3年間継続して取り組みます。

 大賞の審査会では、最終審査に残った優れた7校が、それぞれの実践結果を総括。「目標の明確さ」「実行力」「独自性」「地域連携」の四つの観点から、報告書類と共にリアルに発表(プレゼンテーション)します。

 新型コロナウイルス禍でやむなくオンラインでの開催が続き、4年ぶりに対面での開催となった今回。7校の実践はどれも、これまでにも増して内容もプレゼン力も飛躍的に向上していて、私たち審査員を大いに驚かせてくれました。

 ▽圧巻のプレゼン力

 大賞に輝いたのは、熊本県立農業高校のプロジェクトグループでした。同校は...

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