春風亭柳枝ら被災地支援の落語会企画

若手真打ち、売り上げ寄付

  •  「能登応援落語会・チャリ亭」を企画した春風亭柳枝(中央)と、柳亭小痴楽(右)、柳亭小燕枝=東京都千代田区

 能登半島地震の被災地を支えたいと、春風亭柳枝ら若手真打ちが中心となって20日から、東京都内で「能登応援落語会・チャリ亭」を開催する。売り上げは全額、義援金として被災地へ寄付。出演者が手拭いなどを持ち寄り、チャリティーオークションも実施する。

 甚大な被害を知った柳枝は「らくごカフェ」「赤坂会館」「ばばん場」の都内3施設に協力を求め、柳亭小痴楽、柳亭小燕枝と手分けしてベテラン落語家らに無償出演を依頼。人間国宝の五街道雲助、演芸番組「笑点」メンバーの春風亭一之輔ら30人以上の芸人が二つ返事で快諾し、10公演の開催が決まった。

 「らくごカフェ」で開いた記者会見で「『誰かのために』となると、こんなに早く進むのかとびっくりした」と語った柳枝。小痴楽が「毎年金沢市で独演会を開いてもらっている」と話すように、3人は石川県など被災地とつながりを持つ。小燕枝も「応援するはなし家がいるということを、前向きに捉えていただけたら」と呼びかける。

 若手中心の会なども計画中。柳枝は「チャリ亭が続き、支援の輪が広がればいい」と話している。予約方法は柳枝らのX(旧ツイッター)を参照。

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