石川県で最大震度7を観測した能登半島地震は発生から2週間を経過した。15日午後2時現在、222人が亡くなり、多くの人が避難生活を送っている。DMAT(災害派遣医療チーム)として8~12日、同県輪島市で唯一の災害拠点病院となっている市立輪島病院で広域医療搬送の活動援助などに当たった日本災害医学会代表理事で、鳥取大医学部救急・災害医学分野の本間正人教授に話を聞いた。
鳥取大医学部付属病院の医師2人と看護師2人、薬剤師と臨床工学技士の6人で向かった。DMATの調査で、水が出ない、下水がだめ、機器が使えないという状況だった。