街道照らす雪灯籠 観光客ら、往時の雰囲気浸る 智頭宿雪まつり

 智頭町の冬の風物詩「智頭宿雪まつり」(実行委主催)が3日、同町智頭の智頭宿一円で開かれた。今年は雪不足のため、旧宿場町の通り沿いには恒例の雪像はなかったが、雪灯籠のほか、町民が用意した竹灯籠や手作りちょうちんで彩られた。揺らめく明かりが照らす町並みを多くの観光客らが楽しんだ。

 

 主会場の旧因幡街道に夕闇が近づくと、雪灯籠や竹灯籠のろうそくに次々と明かりがともされた。旧家などが軒を連ねる街道沿いは、往時を思わせる幻想的な雰囲気に包まれた。

 周辺では屋台出店やアコースティックライブ、アコーディオン演奏、落語公演などのイベントが催され、家族連れや観光客らの笑顔が広がった。会場の一角では着物の着付け体験もあり、収益は全て能登半島地震の被災地に義援金として寄付される。

 岡山県津山市から家族4人で訪れた竹花颯真君(9)は「小さな雪灯籠や竹灯籠が何色にも光ってきれいだった」と話した。

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