鳥取市佐治町高山の公開天文台さじアストロパークで11日、恒例の雪まつりが始まり、親子連れらが雪像づくりや工作体験などを楽しんだ。12日まで。
標高380メートルにある同施設に積もる、豊富な雪を活用しようと毎年開いている。11日は雪像の出来栄えを競うイベントがあり、親子連れ20組が挑んだ。今年のテーマは「宇宙生物」で、参加者はスコップで雪を積み上げたり削ったりして、怪獣やUFOなど、それぞれが思い描く宇宙生物を形作っていった。
家族4人で「二つの顔をもつ宇宙ハリネズミ」を作った南部町東町の山本萌さん(38)は「今年は雪で遊ぶ機会がなかったので、子どもが楽しめてよかった」と話した。長男の晴渡君(8)=西伯小2年=も「弟とけんかしないように顔を二つにした。うまくできた」と満足そうな笑顔を見せた。
食事コーナーや工作体験教室もあり、約200人の来場者でにぎわった。12日は雪上で行う障害物競走などが開かれる。