「第3回えほんマルシェ」が12日、境港市の夢みなとタワーで開かれた。親子連れら約2千人が来場し、さまざまな絵本に囲まれた空間で読み聞かせなどを楽しんだ。
子どもたちがスマートフォンなどを見る機会が増える中、幼児期から絵本に触れることで豊かな感受性を育んでほしいと、山陰を中心にイベントを運営する「いいじゃんプロジェクト」が企画した。
会場には、約100冊の絵本を親子で自由に読むことができるスペースのほか、家庭で読まなくなった絵本を別の人につなぐ「えほんのフリマ」、紙芝居の披露やキッチンカーの出店など計40のブースが設けられた。
2歳の息子と訪れた同市渡町の節原千晶さん(28)は「乗り物の絵本が好きなのでよく読み聞かせをしている。たくさんの本があって息子も楽しんでいると思う」と話した。