モノのインターネット(IoT)技術を活用した作品作りに挑戦する「Web×IoTメイカーズチャレンジPLUSin鳥取」の作品発表会が12日、鳥取市湖山町南4丁目の鳥取大で開かれた。中学生から社会人まで幅広い年代の48人が参加し、8チームに分かれてまちづくりをテーマにした作品を発表した。
1人暮らしの高齢者の見守りに関する作品を製作したチームは、ストーブに近づきすぎると警告灯が点滅する装置を発表。スマートフォンにも通知が届き、遠隔操作でストーブの電源を消すこともできるなど独自のアイデアを説明した。
同作品の製作チームで、自動車部品メーカーに勤める愛知県犬山市の武縄悟さん(46)は「IoTを使った製作は分業しやすく、いろいろな人のアイデアを聞けて良かった」と話した。
最優秀賞には、姿勢を検知し、居眠りをすると光る眼鏡を製作したチームが選ばれた。
IoTの習熟度向上を目指す総務省の事業で、鳥取県や鳥取大などでつくる運営委員会が毎年開催している。