若桜町屋堂羅の若桜郷土文化の里「たくみの館」で、日本遺産「麒麟(きりん)のまち」推進協議会主催の巡回展が開かれている。麒麟獅子のレプリカや、日本遺産のストーリーなどを紹介するパネルが展示され、来場者の関心を引きつけている。25日まで。
日本遺産への認知度向上や麒麟獅子舞の魅力発信を目的に同協議会が企画。昨年5月から鳥取県東部と兵庫県北但西部を巡回し、麒麟獅子舞の特色などを伝えている。
若桜町では、若桜鉄道や蔵通り、不動院岩屋堂など、町内八つの日本遺産の構成文化財を紹介するパネルが並ぶ。また、同館は若桜神社大祭実行委の協力を受け、大祭で使用される麒麟獅子舞の用具一式や、若桜学園の生徒が作った大祭の本面なども展示する。
同館は「町内外の老若男女に、麒麟獅子舞や町内の構成文化財の魅力に併せ、若桜神社大祭の一こまを楽しんでもらいたい」と話している。