31体目は「シイラ」 おさかなロードオブジェ

 本物そっくりの海の生き物のオブジェが並ぶ境港市の「おさかなロード」に17日、31体目となるシイラが仲間入りし、同市大正町の隠岐汽船乗り場近くで除幕式があった。今回から松葉ガニのオブジェなどを手がける今西照一さん(65)=兵庫県香美町香住区香住=が制作を担当し、素材は従来のスズから繊維強化プラスチック(FRP)に変更。関係者は真新しいオブジェの設置を祝った。

 シイラのオブジェは全長80センチの実物大。今西さんは本物を参考にFRPで成型し、塗装して仕上げた。御影石のプレートに貼り付け、ビルメンテナンス業のくろだ美装(境港市相生町、黒田耕社長)と旭ビル管理(米子市車尾5丁目、中村輝彦社長)が寄贈した。

 除幕式は約20人が出席し、オブジェの設置を進めるNPO法人元気みなとの佐名木知信理事長が「シイラは隠岐で好まれる魚。隠岐汽船の鬼太郎フェリーをバックとした撮影スポットになると期待している」とあいさつ。黒田社長と中村社長が地域貢献の一環で寄贈したことを説明した。

 おさかなロードは、水木しげるロードの東に隣接する道路や境水道沿いの海岸通りなど全長約2・5キロ。景観形成を目的に2012年3月からオブジェを設置している。

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