鳥取市河原町佐貫の散岐小で21日、原木シイタケの植菌体験学習があり、1年生7人が菌の植え付けに挑戦した。
原木シイタケの生産に取り組む八頭地区椎茸(しいたけ)生産振興会の前田彰会長(76)らを講師に、約40年以上前から毎年行っている。
児童たちはシイタケの育て方や手順の説明を聞き、早速植え付けに挑戦。前田会長らの手を借りながら用意されたコナラのほだ木にドリルで穴を開け、金づちを使ってシイタケの菌が培養された木片を一つずつ丁寧に植えていった。
植菌した原木は、児童が2本ずつ持ち帰って自宅で育て、2年後の秋には収穫できるという。村上航多君(7)は「初めてだったけど、楽しかった。家で大事に育てたい」と笑顔で話した。