ツバキモチーフの絵画や工芸作品並ぶ 倉吉市制70周年特別展開幕

 倉吉市制70周年記念特別展「匠たちのTSUBAKI・椿・つばき」(倉吉市主催、あいおいニッセイ同和損害保険協力)が2日、倉吉博物館で開幕した。ツバキをモチーフに、尾形光琳や尾形乾山といった江戸時代の琳派を代表する作家から、熊谷守一や堀文子ら現代の巨匠の絵画や工芸作品が並び、来場者の目を楽しませている。

 市の木である「ツバキ」をテーマとした特別展。あいおいニッセイ同和損保コレクションの中から、えりすぐりの70点が展示されている。

 開会式には、広田一恭市長をはじめ、関係者ら約50人が出席。広田市長が「来年3月の鳥取県立美術館開館への機運醸成につながる展覧会になる」とあいさつし、来賓らがテープカットを行って開幕を祝った。

 同館の伊藤泉美主任学芸員によるギャラリートークがあり、今展の見どころを解説。竹久夢二や夏目漱石などの貴重な作品が展示されており、「皆さんが知っている作家が描いた多彩なツバキをじっくりと見比べてほしい」と来場を呼びかけた。

 地元ゆかりの作家による「花咲くつばき」展も同時開催している。

 ◇会期は5月6日まで。月曜(4月29日と5月6日は除く)と3月21日は休館。開館時間は午前9時~午後5時。

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