境港市出身の漫画家、故水木しげるさんの体験を基に市が制作した平和学習用の動画が6日、同市麦垣町の中浜小でお披露目された。5年生42人が視聴し、太平洋戦争で兵士として戦地に赴いた水木さんの壮絶な経験を通して平和の尊さを学んだ。
動画「水木しげるが見た戦場~どんなにつらくても、己の道を進む~」(28分)は、日本が戦争に突き進んだ時代背景や南方ラバウルで左腕を失った水木さんの戦争体験などを紹介。戦後、「絵の仕事で飯を食う」という情熱を失わず、苦労を乗り越えて漫画家として成功した水木さんの人生を伝える。