「第42回とっとり読書絵てがみ・感想文コンクール」(鳥取県学校図書館協議会、新日本海新聞社主催、鳥取銀行特別協賛)の表彰式が10日、倉吉市上井町1丁目の日本海新聞中部本社ホールで開かれ、県知事賞や鳥取銀行賞などの受賞者14人、2団体に賞状や副賞が贈られた。
同コンクールは県内の幼児と児童を対象に作品を募集し、今回は絵てがみ部門に678点、感想文部門に70点の計748点の応募が寄せられた。2月16日に最終審査会があり、入賞作品が決まった。
表彰式で、新日本海新聞社地域プロデュース局の遠藤一郎局長が「コンクールを通じて活字に親しんでもらえるよう、さらに充実させたい」とあいさつ。県中部総合事務所の木本美喜所長らが受賞者に賞状などを手渡し、審査委員長を務めた同協議会の小谷孝会長は「絵てがみや感想文から本を読んだ感動が伝わってきた。これからもたくさんの本を読んで、感じたことを多くの人に伝えてほしい」と総評した。
県知事賞の平野愛衣さん(鳥大付小5年)=絵てがみ部門=は「自分の役に立つ本や楽しい本、好きな本を見つけて、たくさん読みたい」と抱負を語り、吉岡宥輝君(同)=感想文部門=は「自分と同じ転校生の話だったので、自分の心と向き合って書いた。(受賞は)とてもうれしい」と喜んだ。