中国南部、広東省広州市のランドマークである広州塔(広州タワー)に出かけた。目的はタワー見物ではなく、辺りを周遊する自動運転バス。乗り場は分かりづらかったが、集まっている人を見つけ、6人乗りのバスに10分後、無事乗り込んだ。
今回利用した車両は補助要員が1人同乗し、最高時速は40キロ。横からバイクが出てきても、うまく車線変更し安定した走行を維持していた。タワーと同市の主要河川である珠江を眺めながら、ちょっとしたミニトリップ気分が味わえた。1周約9キロで、乗車時間は約20分。有料で1人2元(約41円)となっている。
中国では、こうした自動運転バスを体験できる場所が広がりつつある。車両に搭載されている自動運転システムは、広州のスタートアップ、広州文遠知行科技(ウィーライド)が開発したもの。同社のシステムを採用した自動運転バスは北京市や山東省、浙江省など各地で運行している。
主要都市の中心部で気軽に自動運転車が利用できれば、観光客の誘致にもつながりそうだ。日本から来る友人を連れて、またぜひ訪れたい。(中国)
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