若者目線の活性化策 帰り立ち寄れる場など提案 YONAGOまちなかハイスクール

 米子市が進める「歩いて楽しいまちづくり」を、市内の高校や高専に通う生徒と学生が自分たちの目線で考える「YONAGOまちなかハイスクール」の成果発表が、市役所であった。JR米子駅周辺と中心市街地の商店街で実施したフィールドワークを基に、地域を活性化させるためのアイデアを提案した。

 市の企画で、1月にフィールドワークを実施して若者目線で地域活性化のアイデアをまとめた。

 13日にあった成果発表には5校から28人が参加。商店街を巡ったグループの一つは、駅周辺や商店街には学校帰りに立ち寄れる場所が少ないと指摘。「いろんな食べ物の食べ歩きのお店があれば、友達と部活帰りに商店街に毎日立ち寄れる」と提案した。

 また、米子駅周辺を巡ったグループは、イオン米子駅前店周辺で自転車が点字ブロックの近くに数多く止められているとし、「ラックなどを設置すれば安価に自転車置き場が整備できる」と早急な対応を求めた。

 別のグループは、駅北側のだんだん広場の活用策として、椅子や芝生をきれいにした上で「高校生など学生バンドの野外ライブ会場に使ってみては」とアイデアを披露した。

 米子西高2年の藤岡こころさん(17)は「大学進学などで県外に出ても、帰ってきたいと思える楽しい米子になってほしい」と話した。

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