奈良東大寺の伝承「神様遅刻」の真相は?

福井「おにゅう」から読み解く水銀との関係

  •  東大寺二月堂の仏教修行「修二会」(お水取り)で、お堂に浮かび上がる籠たいまつの炎=2024年3月12日、奈良市(多重露光)
  •  奈良市の東大寺二月堂
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  •  福井県小浜市で行われた神事「お水送り」。住職(中央)が竹筒から「お香水」を遠敷川に注いだ=2024年3月2日
  •  奈良教育大の渡辺伸一教授=2024年1月、奈良市

 若狭の神様が漁に夢中で、神々の集まりに遅刻した―。例年多くの観光客が訪れ、大きなたいまつが有名な東大寺二月堂(奈良市)の仏教修行「修二会(しゅにえ)」には、こんな滑稽な伝承がある。

 「伝承の裏に国家...

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