能登半島地震を受け、NPO法人地域活動支援センターおおぞら(米子市中島2丁目、植村ゆかり理事長)は、災害時に高齢者や障害のある人たちが安心して避難生活を送れるよう考案した段ボールベッド1台を医療法人養和会(同市上後藤3丁目、広江智理事長)に寄贈した。
段ボールベッドは、誰もが使いやすいようにと障害のある人たちの意見を取り入れ、2020年に安来市に工場のある段ボールメーカーの協力で開発した。横120センチ、縦197センチのセミダブルサイズ。床からの高さは45センチで、車いすからの移動が楽なように従来品よりも高く設計した。
11日にあった寄贈式で植村理事長は「ぜひ、どこかに置いて試してもらえればうれしい」と目録を贈呈し、広江理事長は「しっかり使わせていただきます」と謝辞を述べた。両法人のスタッフが組み立て、出席者らが使い心地を確かめた。