かいけ心正こども園（米子市新開４丁目）で飼育している世界最大級のリクガメ、アルダブラゾウガメの「だいちくん」の“引っ越し”が、同園で行われた。中庭にある暖房付きの小屋から、園庭にある飼育スペース「だいちくんのおうち」へと移っただいちくんに、園児約３００人が歓声を上げた。
園のシンボル的存在として慈しんでもらいたいと、１６年前から飼育。当時は約１００キロだった体重も２８歳になった現在は約１５０キロ、体長は約１メートルにまで成長した。アルダブラゾウガメは寒さに弱いため、秋冬は暖房のある中庭の小屋で過ごし、初夏には園庭の飼育スペースへと引っ越しする。
職員５人がかりでだいちくんを持ち上げて台車に乗せ、園庭の一画にあるだいちくんのおうちまで運搬。フェンス越しに園児が名前を呼びかけると、だいちくんが歩み寄り、歓声に応えた。米原玄ちゃん（５）と大櫃佑斗ちゃん（５）は「近くで見られてうれしい。毎日だいちくんにあいさつしたい」と大喜びだった。
