電力自由化と原発再稼働

  • 再稼働に向けた準備が進む中国電力島根原発2号機(左)。使用済み核燃料の処理など未解決の課題は山積する=松江市鹿島町

 中国電力を含む大手電力3社などは電力販売を巡りカルテルを結んだとして公正取引委員会(公取委)から独禁法違反で排除措置命令、課徴金納付命令を受けた。一方で、中電は来年1月にも島根原発2号機(松江市鹿島町、82万キロワット)を再稼働させたい考えだが、核燃料サイクルの実現や核のごみの最終処分場の選定など課題は多い。将来を見据えた電気エネルギーの在り方を真剣に議論する必要がある。

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