【カンヌ共同】フランス南部で開かれているカンヌ国際映画祭と並行開催の「監督週間」で、河合優実主演、山中瑶子監督の新作「ナミビアの砂漠」が5月17日、上映された。2人は上映後に登壇し、観客の拍手を浴びて笑顔を見せた。
質疑応答で山中監督は、6年前に自作を見に来た河合から「俳優になりたい。いつかキャスティングリストに入れてほしい」と直談判され、次は河合主演で撮りたいと思っていたと明かし、「自分が演出する際は彼女の躍動、体を撮りたいと思っていた」と話した。
河合は「すごくエネルギッシュなシーンがたくさんあった。どういう映画にしたいか共有しているものがあって、撮影はとても楽しかった」と語った。
「ナミビアの砂漠」は、特にやりたいことも見つからず刹那的に生きる21歳のカナ(河合)が主人公。一緒に暮らすホンダからクリエーターのハヤシに乗り換えるが、衝突が絶えなくなっていく。
日本で今年公開予定。