“異色”のハローキティ電車、隠れた「もう一つの顔」とは…

  •  京王電鉄9000系のラッピング車両の前に立つハローキティ(左)とシナモロール=2025年3月8日、東京都稲城市((C)2025 SANRIO CO.,LTD. TOKYO, JAPAN)
  •  京王電鉄9000系のサンリオキャラクターのラッピング車両=2025年3月8日、稲城市
  •  ハローキティとマイメロディのイラストを側面の発光ダイオード(LED)表示にデザインした京王9000系のラッピング車両=2025年3月8日、稲城市
  •  京王9000系のラッピング車両の側面に張られた「けろけろけろっぴ」のイラスト=2025年3月8日、稲城市
  •  京王9000系のリニューアルされた車内=2025年3月8日、稲城市

 ハローキティなどのサンリオキャラクターを装飾した首都圏大手私鉄、京王電鉄の9000系のラッピングトレインが3月10日、運行を始めた。先頭部全体を紺色にした京王では“異色”の車両を若葉台車両基地(東京都稲城市)で観察すると、車内には京王にふさわしい「もう一つの顔」が潜んでいた。

 2000年に登場したステンレス製車両の9000系には、京王線内で運用する8両編成と、東京都営地下鉄新宿線への直通運転にも使われる10両編成がある。京王は計200両ある10両編成のリニューアルに乗り出し、その第1弾をサンリオキャラクターのラッピングトレインにした。

 つまり、この編成でしか楽しめないサンリオのキャラクターを車体に描き、車内は10両編成の9000系がどのような姿に一新されるのかを先取りしているという、菓子の「アーモンドグリコ」のように「1粒で2度おいしい」電車なのだ。

 今回で3代目となるサンリオのキャラクター電車が生み出されたのは、京王相模原線の京王多摩センター駅(東京都多摩市)の近くに屋内型テーマパーク「サンリオピューロランド」があることに由来する。京王多摩センター駅の看板や時計などは紺色をバックに...

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