「桜の花びらのような無数の遺体、今も夢に見る」

無戸籍で約80年生きた戦争孤児が明かした壮絶な半生(後編)

  •  亀田俊夫さん(画像を一部加工しています)
  •  上野駅地下道の子どもたち=撮影日時不明
  •  戸籍制度史研究家の岩田章浩さん=東京都江戸川区、2024年4月
  •  家庭裁判所に提出する就籍許可の審判申立書
  •  生前最後のインタビューに応じる金田茉莉さん=2023年7月

 太平洋戦争で親やきょうだいを失った「戦争孤児」で、戸籍がないまま79年間を生き抜いた人がいるらしい。わずかな情報から、その無戸籍の戦争孤児「Aさん」を探し始めた私は、首都圏のある河川敷で「ダイスケ」...

残り 4832 文字
このページは会員限定コンテンツです。
会員登録すると続きをご覧いただけます。
無料会員に登録する
会員プランを見る
会員登録済みの方
この機能はプレミアム会員限定です。
クリップした記事でチェック!
あなただけのクリップした記事が作れます。
プレミアム会員に登録する ログインの方はこちら

トップニュース

同じカテゴリーの記事