【東京ウオッチ】ファッションが繰り出す自由自在な表情―「me ISSEY MIYAKE」プリーツに注目

いまのTokyoをつかむイベント情報(25日~6月2日)

  •  会場に展示された「me ISSEY MIYAKE」を代表する衣服「STRETCH PLEATS」=東京・六本木((C)ISSEY MIYAKE INC.)(提供写真)
  •  プリーツの幅を変えることで、それぞれ違う表情を見せる「STRETCH PLEATS」の展示=東京・六本木((C)ISSEY MIYAKE INC.)(提供写真)
  •  韓国人アーティスト、イ・カンホさんによる銀座メゾンエルメスのウインドーディスプレー((C)SATOSHI ASAKAWA/COURTESY OF HERMES JAPON)(提供写真)
  •  「TOGA AOYAMA」に展示された池島康輔「死肉貪獣/Hyena」=東京・南青山(提供写真)
  •  ミランダ・ジュライさんのインスタレーション=東京・南青山(Courtesy of Prada)(提供写真)

 ◎今週の一推しイベント

 【25日(土)】

 ▽「特別展示『Focus on STRETCH PLEATS』」(~6月23日、港区・21_21 DESIGN SIGHTギャラリー3、入場無料)

 イッセイミヤケが手がけるブランドの一つ「me ISSEY MIYAKE」を代表する衣服「STRETCH PLEATS」に焦点を当てた展示が、六本木で行われている。

 STRETCH PLEATSは、縦と横に施された細かいプリーツにより全方向に伸縮するのが特徴の衣服。多くの色がそろい、自由に楽しく着こなせることから、年代を超えて人気がある。

 本展のディレクションに関わったグラフィックデザイナー岡崎智弘さんは、衣服の縦横のプリーツを構成する最も小さな「ひとつの構造」に着目。そこから生まれるさまざまな動きを「模型」として展示している。衣服を織りなす小さな単位の動きから、その動きが集積された大きな構造体へと視点を移していくことで、完成した衣服の表情を知ることができる。

 「ただ服を見るのではなく、最も基礎的な構造を観察することで、ファッションを超えた創造の可能性のきっかけとなれば」と岡崎さん。プリーツの縦横の...

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