県産食材にこだわって 来月、ジェラート店開業 用瀬

 イチゴやブルーベリーなど鳥取県産の食材にこだわったジェラート店「ジェラテリア・マンマミーア」が7月7日、鳥取市用瀬町古用瀬にオープンする。規格外となった農産物の優先利用などをコンセプトにクラウドファンディング(CF)で資金を募り、多くの支援を受けて開店にこぎ着けた。

 近くに住む店主・古田綾香さん(38)が約2年前から準備。県外で作り方を会得し、「地元でアイスクリーム店をやってみたい」という会社員の夫、真悟さん(37)の夢を形にした。

 「なんてこった!」と驚きを意味するイタリア語(マンマミーア)を店名に入れ、驚くほどおいしいジェラートの店をイメージした。牛乳や果物などの地元食材をできる限り利用したジェラートを提供し、県産の魅力を発信。オープン時は8種類の商品を販売予定で随時、新商品化を探る。

 ジェラート無料券などを返礼品にしたCFは16日まで募集している。元同僚や友人らの協力もあり、目標額を達成した。

 店の横を千代川が流れており、水辺の野鳥を観察できる飲食スペースを設ける。古田さんは「人のつながり、地元の温かさを痛感した。みんなが集まってリラックスできる憩いの場所にしたい」と話す。(佐藤悠希)

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