美大志望者に技法指導 米子高企画 講師招きデッサン講習会

 美術系大学などへの進学を希望する高校生らを対象としたデッサン講習会が、米子市橋本の米子高で開かれた。生徒らは関西の美術系予備校の講師から指導を受け、腕を磨いた。

 都市部と比べて地方では画塾通いが難しく、美術系予備校の指導を受ける機会も限られるため同校が企画。6月15、16両日に開かれ、同校や米子東高、米子西高、市内の中学校などから2日間で計約120人が参加した。

 京都アートスクール(京都市)の講師3人が指導し、生徒らは積み上げられたブロックを題材に、真剣な表情でデッサンに取り組んだ。講評では全体のバランスの取り方や反射光を意識した明暗の付け方、影の強弱を生かした遠近感の表現などが解説され、講師らが「実物と知識を合わせてデッサンして」と呼びかけた。

 昨年も参加したという米子高2年の吉岡佳南さん(16)は「昨年より成長でき、先生からのコメントも勉強になった。モチーフだけでなく影も重要だという話が印象に残った」と話した。

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