水俣病マイク遮断問題で発言を封じられた82歳男性が伝えたかった妻の記憶と、国に願うこと

68年たっても全容解明されぬ「公害の原点」、環境省の不手際の背景に浮かぶ、患者認定の高いハードル

  • 水俣病患者連合の松崎重光副会長(左から2人目)らに謝罪する伊藤環境相=5月8日、熊本県水俣市
  • 熊本県水俣市で開かれた、水俣病患者らでつくる団体と伊藤環境相(右上)の懇談=5月1日
  • 伊藤環境相との懇談で発言する水俣病患者連合の松崎重光副会長(左)=5月1日、熊本県水俣市
  • 2016年、金婚式を迎えた水俣病患者連合の松崎重光副会長と妻悦子さん(本人提供)
  • 熊本県水俣市で開かれた、水俣病患者らでつくる団体と伊藤環境相の懇談=5月1日

 5月8日、熊本県水俣市。「深くおわび申し上げます。本当に申し訳ありませんでした」。頭を下げる伊藤信太郎環境大臣の姿があった。向かう相手は、水俣病の被害者団体の一つ「水俣病患者連合」の松崎重光副会長(...

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